2024年11月2日

【紡ぎ、繋ぐ、ミライ】の写真1

【紡ぎ、繋ぐ、ミライ】


とある中学校の
特別支援学級の子どもたちが
紡ぎに取材に来てくれた。


どんな取材なのだろう?
ドキドキしながらの当日。


中々到着しなくて
何度も外を見に行く。


大丈夫かな、
迷っていないかな?


そんな私に、大将が穏やかに言う。


「大丈夫。
ここに辿り着くことも含めて
経験だから。」


30分後に
子どもたちがやっとたどり着いた。


テーマは「私と長野」


紡ぎのことは
ながのシティプロモーションさんの
「ナガラボ」で知って、
選んでくれたとのこと。


とても好きなWEBサイトなので嬉しい。


中学1年生の
まっすぐな質問に答えながら
改めて今日までの道のりを
初心から丁寧に振り返る感覚を貰う。


それは、今、私達にとって
すごく必要な時間だと気付く。


この子達の持つ素晴らしいエネルギーが
教えてくれたこと。


紡ぎのこだわり。


信州の生産者の素晴らしさ。


信州の食のおいしさ。


お客様のこと。


蕎麦のこと。修行のこと。

 


大将は
「若い頃、修行で辛くて
陰で泣いた日もあった。
でもその経験があって、
今があるんだなぁと
今、思えるんだ。」と、
ことばにした。


続けて


「大切にしていることは
人と自分を比べないこと。
人と比べて、
あれもこれもやらなきゃダメだとか
できない自分をダメだとか思わずに、
自分ができること、やりたいことを
コツコツ一生懸命にやることが
大事だと僕は思う。」と
まっすぐに、穏やかに話した。


緊張していた
子どもたちの表情が和らぐ。


私の心にも
まっすぐに届いた。


「いつか何らかのカタチで
一緒に仕事ができる日を楽しみに
少し先で待っているね。」


カッコつけずにそう言って
手を差し出して握手する大将を
幼い頃に憧れた
素敵な大人と同じく、
かっこいいな、と思う。


ちょっと気恥ずかしそうに
握手してくれる
子どもたちにも感謝。


仕事って楽しいのかもしれないって、


信州にはかっこいい大人が
たくさんいるのかもしれないって、


長野っていいじゃんって


何か、ほんの少しでも
感じてくれるものがあったなら嬉しい。


見送る背中に
この子たちの今も、

未来も輝かしいなぁと
胸がいっぱいになる。


すごく良い時間を
ありがとう。


ぱてぃお大門、蔵楽庭の
この「紡ぎ」という場所で
日々、たくさんの人と出会い、
気付きをいただいていることに
心から感謝です。

 

 

Special thanks to

素敵な生徒さんたちと先生
「ナガラボ」島田さん

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