2023年6月11日

【紡ぐと絆】の写真1

いまだに余韻が残る
村上 信夫さんの
信州ことば紡ぎ塾から
怒涛の1週間。


信州ことば紡ぎ塾では
「紡ぐ」と「絆」のことばを
深く考えた。


私たちの
店名は「紡ぎ」


料理人、接客、
生産者さん、お客様という糸が
もしかしたら一本一本は
細いかもしれないけれど
紡いでいくと長く、太くなって
大きなチカラになるかもしれないという
希望を込めて名付けた。


紡ぐは過程
絆は完成されたもの


皆さんからも
たくさんの考えをいただいた。


村上信夫さんと高野登さんから
絆にはネガティブな意味も
あるとお聞きして驚いた。


親子の絆
日本の絆


色んなコミュニティの「絆」は
美しいものに聞こえる。


家族や友人などの結びつきを、
離れがたくつなぎ止めているもの


その中に
断つことのできない
人と人との深い結びつき


ほだす。


そんな負の意味もあったとは
知らなかった。


意味を知った上で、私はどう考えるか。


絆にそういう意味が含まれているならば
相手を縛らない「絆」を築いていこう。


夫婦の絆
親子の絆。
地域の絆。


良いところは大切にしたい。


それは共通点だったり
理解できるものだったり
お互いを大切に考える気持ちだったり。


でもそこに
縛り付けたい、という想いが乗ると
苦しくなってしまう。


自分は自分。
相手は相手。


だからこそ、
違いを大切にできる関係を
築いていく様に心がけたいし、


ドンって構えて
「いってらっしゃい!」って
笑顔で送り出せる自分でいたい。


ここがあるから
何にでもチャレンジできる、
転んでもまた起き上がれる
そんな「絆」が私は良い。


ことばの持つ意味を
知ったからこそ
そう考えることができる。


今まで意識もしていなかったこと!


親子だから、
夫婦だからと
当たり前の様に
同じ気持ちであるべきって
どこか無意識のうちに
持っていたのかもしれない。

 

大切なのは
それぞれ別の個だと認めながら
どう共に生きていくか。


それを難しいと考えてしまうと
難しいので


別の角度から
面白いと思ってみる。


相手に求めるのじゃなくて
自分の視点を変えてみる。


そう思うと
「きずな」っていうことばも
すごく素敵なことばだ。


すごくすごく
心に残ったこと。


紡ぐと絆。

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