2023年5月12日

【優しさはいつも身近に】の写真1

飯綱町で
有機栽培を学んだ帰りは
横手直売所「四季菜」さんに
必ず立ち寄る。

 

ここには飯綱町の農家さんの育てた
新鮮な野菜たちが
たくさん並んでいる。

 

女将は四季菜さんで売っている
「きなこクリームサンド」が大好き。

 

自家製のきなこを使ったクリームが
米粉の食パンに挟まったシンプルなパン。
110円(甘め)

 

時々、パンの耳に
クリームがサンドされているのを見つけると
とっても嬉しくなってしまう。

 

直売所での支払いは「現金のみ」

 

困った。
農作業だったので
小銭入れを家に置いてきてしまった。

 

お財布の中にはカードと
大切に入れておいた
ものすごく美しい2千円札のみ。

 

ううむ。。。

 

なんとなく躊躇したことを
察してくださって
レジのご年配の女性が
申し訳なさそうに
「すみません。現金のみで。。。」と
声をかけてくれた。

 

問題ないですと
二千円札を出すと

 

「まあ!大切にされていた新札なのに
本当に良いのですか?」と
何度も確認してくださり

 

一生懸命にレジから何か
探そうとしてくださった。

 

そして本当に申し訳なさそうに
「お釣りでお返しする千円札に
新札があれば良かったのですが
あいにくなくて。。。申し訳ないです。」
と頭をさげてくださった。

 

もうこちらが驚いてしまって

 

「お心遣いありがとうございます!」と
すごく嬉しい気持ちになった。

 

美しい2千円札は
財布から出て行ったけれど

 

そのかわりにあたたかな気持ちで
いっぱいになった。

 

渡されたお釣りの千円札が
なんだかとても愛おしく感じて、
ものすごい価値をいただいた気持ち。

 

「このパンがとても好きで、
どうしても食べたくて」というと

 

「美味しいですよね」と
笑ってくださった。

 

思いやりの心や
優しさはいつもそばにある。

 

そこに気がつける自分であるか
受け取ることができる自分で
あるかどうかだなとあらためて思う。

 

コロナ禍でも、そうでなくても
日々、私はたくさんの方に
優しさを一杯いただいている。

 

気持ちが落ち込みだけの
不安な報道ばかりではなくて
もっと身近な幸せにも目を向けて
受け取ることができる
自分でありたい。

 

元気をありがとうございます。

 

長野県信濃町

地元の生産者から毎朝届く、

旬の野菜・果物を購入できます。

ドライブも気持ちの良い場所です。

横手直売所「四季菜」

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