9月21日 中秋の名月。
この日、善光寺の近くの
この小さな蔵で店を構える事が決まりました。
この場所で どんな出会いが待っているのか
この場所で どんなお料理とおもてなしが届けられるのか
この場所で どんな物語が紡がれて行くのか
蔵の前に立って、思いを馳せながら
支えてくださっている方々
まだお会いした事のない方々
いつか同じ時間を過ごす事が
私の夢なのだと実感しております。
20歳の頃、自分のお店を持ちたいと
料理の世界に飛び込みました。
地を這うような修行の日々は、
決して楽しいものではありませんでした。
21年の時を経て、今こうして地に足をつけ、
ようやく夢への第一歩を踏み出せたのは、
料理が楽しくて仕方がないと
思えるようにまでなれたのは、
今まで沢山の方に出会い、
育てていただいたおかげだと思っています。
そして、頑丈な体で産んでくれた両親
支え続けてくれている妻（女将）や
家族に心から感謝しています。
私はこのお店で
来てくださったお客様に
「楽しんでいただきたい。感動していただきたい。
ほっとしてもらいたい。また来ていただきたい。」と
心から思っています。
独立開業は、大変な事が多いですし、
不安が全くないわけではありません。
しかし、
20年越しの夢を目の前にして、
今、ワクワクが止まらないのです。
店舗が決まり、
いよいよ始動いたします。
信州の辱材を盛り込んだ懐石料理と
自家製粉したそば粉で打った十割の信州そばを
ご用意して、
皆さまの大切な時間を
ご一緒に紡いでまいりたいと思います。
善光寺の近くでランチやディナーを
お愉しみいただければ幸いです。
日本料理・そば懐石「紡ぎ」
どうぞよろしくお願いいたします。