「そば懐石」に、明確な定義はありません。
蕎麦豆腐やそばがき、そば味噌など、
酒に合う「そば前」を提供したり、
献立の締めに蕎麦を提供したりと、形態は様々。
私が屋号に「そば懐石」と付けたのは、
自分への挑戦と決意に他なりません。
「蕎麦を料理する」
日本料理店で修業を重ね、
蕎麦屋でそば打ちを学び、
私はいつしか、
この信州でしか表現することが出来ない
懐石料理と信州そばをあわせた「そば懐石」を、
一生の仕事にしたいと思うようになりました。
きっかけとなった1つのお店が金沢にあります。
「喬味 櫂」
ひがし茶屋街のはずれに佇むこのお店は、
地物の食材と蕎麦が美しく寄り添い、
私が信州でやるべき事を
教えてくれました。
「信州といえば、そば懐石」
そして
「日本料理 そば懐石 紡ぎ」が
誰かの心に残るように、
熱い思い一心で日々前進しています。